迷キャン《第4話 ふり返り》

《第4話 ふり返り》

●シナリオ、セッション情報
開催日：2021.10/9

開催場所：カードボックス高槻店

GM：あさひ

PL／PC：
国王PL／“死人に口なしの”エルリック
（男性／19歳／国王／武人／6LV）

神官PLさん／“一を聴いて十を知る”ダイス
（女性／21歳／神官／衛視／6LV）

大臣PLさん／“赤頭巾”リーフ
（女性／？歳／大臣／商人／6LV）

シナリオ名：鍵谷階域異状なし

今回予告：
ぼーくらはみんなーいーきているー

リーフが帰還し、
留学生としてメソメソを受け入れ、
ナルニアは帰りたいと泣いて懇願し、
ダイスはアリオックとは誰かエルリックに詰め寄り、
新旧の民の間に争いが生まれ、
ザムンズの恐怖に怯える者たちはランドメイカーの英雄譚を欲し、
“黑き水(ディープウォーター)”は大地を飲み込み、
パイクは新たな土地について教えてくれ、

いきーているからつらいんだー

再び、白い悪魔（マヨキン）が現れる。
ザムンズの姿を模したそれは、国を、民を、襲い始める。そして、復活を口にする。

ぼーくらはみんなーいーきているー

エルリックを見るとアリオックの名を呼び、憎悪を向け、
リーフを見ると絶叫し、その姿を保てなくなるほど動揺するのだった。

いきーているからたたかうんだー

ランドメイカーたちは国の混乱を収め、民からの要望（クエスト）を解決することができるのだろうか。

迷宮キングダム キャンペーン・第4話
『鍵谷階域異状なし』

閑話休題ーーそれでもぼくらは生きて行く！

●あらすじ
戻って来たリーフは、ザムンズとの関係や復活について、エルリックとダイスに語る。
黑き水(ディープウォーター)は深階の力であること。ザムンズは深階の力に溺れてしまったこと。そしてその力によってザムンズが復活しようとしていること。その速度がとても早いこと……。
さらには、エルリックの祖先(おじいさま)である、アリオックが持つ“華瑋剣(けいそうど)”が黑き水を浄化（濾過）することも教えてくれる。しかし、アリオックの眠る霊廟には“鍵”が掛かっており、中に入ることはできなかった。

民の不安の最たるものである、ザムンズ復活。これの対処に向け、その方向性を固める一向であったが、国内では別の問題が発生する。それは、今後確実に発生するであろう食料危機であった。
星の力を使ったプラントを有する未来ダンジョン公社は、自国で育てた作物を酔いどれ星亭に販売するほど、農業に長けた国である。しかし、あまりにも急激な民の増加。これにより、国内は創業前より住まう“旧民派”と、最近入民した“新民派”に分裂してしまう。
新民派代表のアサリと、旧民派代表のタタミによる会合が開かれるも、その結論は保留。ランドメイカーたちも頭を抱える事態となってしまう。

さらに、ナルニアはホームシックにかかり、自分がこの世界に初めてやって来た“灰色館”になら帰る手立てがあるはずと、エルリックに自分をそこまで連れて行って欲しいと懇願する。
また、パイクは自らの考えから深人が怪しいと考え、この階域に古くから居るとされる闇エルフの居場所、“あくた河”の情報を伝える。
他にも、リーフが素材やアイテムを手に入れられる修行の場所、“血染めのぬかるみ(ブラッディマイア)”の情報をもたらしてくれたり、
先の冒険の際にラクササの尖兵が未来ダンジョン公社を襲いに来ていたり、
民が不安を拭い去るため、ランドメイカーたちの英雄譚を欲したり、
黑き水がまた新たな土地を侵蝕したり、
増えた領土、民からの要望への意見書に目を通し、許可を出すために国王(エルリック)を判を捺すことに追われたり、
クスクスの弟、“蛇の目傘刺す”メソメソを迎える式典の準備をしたり、
これら様々なことにランドメイカー、いや、王国経営者陣は奮闘するのだった。

メソメソの歓迎の式典。既視感のあるその式典の歓迎ムードの中、既視感の元である創業式と同じく迷宮変動が起き、黑き水(ディープウォーター)が入り込む。
そして黑き水とともに入り込んで来た白濁は、起き上がったかとドラゴンの姿となる。
「カギを……我にカギをよこせぇ……」
ザムンズの姿を模したそれは、エルリックの見つけると、アリオックの名を呼ぶ。
「アリオック！我を封印したお前からカギを奪い、我は、我は復活する！」
そう意気込むザムンズ。しかし、リーフの姿を見つけると、その形を保てないほど動揺する。
「リーフ、リーフ何故！我の元から去ったぁぁぁ……ブクブク（白濁に戻る）」
2度目の国内での戦闘。1度目とは違い、力をつけた一行はこれを撃破する。
ザムンズ復活の阻止のため、さらには霊廟に入るための鍵を手に入れるため、そして目下の敵を倒すため、一行はラクササ帝国へと向かう。

ラクササ帝国に入ると、度々鬼族との戦闘となる。しかし、難なくこれを撃破し、“女帝”ラクササいる女王の間へと足を踏み入れる。
鍵の力で絶世の美女となり、人と同じ力をつけたラクササであったが、ダイスの冷静な判断によりラクササを倒すことに成功。残された鬼たちに、力をつけた未来ダンジョン公社を倒す力は無く、一行は一度は逃げ帰った“ラクササ帝国”を完全攻略し、自国へと帰るのだった。

帰り着いた一行は、最後の“会合”へと向かう。
それは、アサリとタタミ、新旧の民を意見をどのようにランドメイカーたちが判断するか、したかを示すものであった。
結果としては、旧民派のタタミの意見が通る形となる。しかし、それにはリーフの意見、ランドメイカーが選抜する新しい民たちへの、組ごとの教育が含まれていた。
また、ダイスはアサリに、これからも新民派の意見を届けてくれるようお願いする。
エルリックは戦いの中で、新旧の違い無く共に手を取り戦う民の姿を見ており、今は争いが生まれようとも、いつしか手に手を取り合って共に国のために進んでいく民の姿を、会合終わりに握手するアサリとタタミに見るのだった。

●感想
今回は、以前にレギュラー参加の国王PL、神官PLさんから聞いた、国の日常についてやって（演出して）みたいってなところからシナリオを作り始めました。
データ的にはかなり成長している未来ダンジョン公社ですが、それにともなってそこに生きる人々の演出は全くされていなかったので、これは良いと思い、シナリオ作成に取り掛かったのですが、新旧の民の抗争には手を焼きました。苦笑

大臣PLさんには、GMが用意したリーフの設定を全飲みしてもらい、深人の設定についてもアドバイスをもらえたので、これは大丈夫。
さらにレギュラー陣からの、素材採取ダンジョンとかどう？ってな意見もあり、これも採用してダンジョンも作成。
そろそろラストへ向け、鍵を集めるモチベーションも準備し、ダンジョン（データ）やキャンペーンシナリオ的には問題無いレベルには簡単に到達。流石にキャンペーン5回ともなってくると、慣れて来た感がスゴい（笑）
その代わりが新旧の民の抗争問題。
新旧の感情と、人口増加における食料難という、まあありふれた設定を持ち出して来たのはいいんですが、どう解決させるのがいいか。
データ的に解決させるのは簡単だったのですが、それではやりたいこととズレる（日常演出がしたい≒ロールプレイがしたい）と考え、あえて全くデータとは関係無く処理することにしてみました。
とは言え、このやり方だとロールってか“中の人”の力量が問題になってくるよなぁ、とはわかってたので、若手の国王PLには辛いなぁ、と思って色々考えましたが、どーもいい案を思いつかず断念。
案の定、国王PLからは「ぶっちゃけよくわかりません！」とのお言葉を頂きました（苦笑）。
ただ、神官PLさんと大臣PLさんからはお褒めの言葉を頂き、大満足！（国王PLよ、すまん！）
GM的には“心情的回答”と“データに結びつけた回答”を用意しており、全く違う別案が出ればそれでも可！としていたので、国王PL（エルリック）がダンジョン内で民から意見聞いた時にはやった！心情的回答の意図口が！？とか思いましたが、まだちょっと難しかったか。
ただ、逆に大臣PLさん（リーフ）は結論を見据えた動き方で旧民派側に話をしに行き、ロール的にもタタミを納得させてくれたので、流石の老練さ……ゲフン②、上手さでした。
神官PLさん（ダイス）も、新民派に話をしに行ってくれていたんですが、GMが神官PLさんの発言として受け取ってしまってまして、ちょい減点。勲章あげる際や終わりの会に、仕事モードを作るロールだったことが判明し、なるほど、と。神官PLさんも言ってましたが、エルリックとフランクに話す時との対比が生み出せてなかったので、見分けにくかった……。ただし！次はそこまで含めてロールしてくれると大変盛り上がるので、期待しています(^^)

データ的には大きく成長し、鍵を手に入れたのでレベルキャップも1個（1レベル分）外れ、さらに成長できるようになりました！
キャラクター的には、性格や口調が固まり、GM的には満足しているのですが、国王PLが行き詰まりを感じているとも聞きました。
神官PLさんのように、もう1ステージ上にあがるようになれば、さらにキャラクターの深みが生まれると思います。
長い間、とは言えこの短期間で同じキャラクターを使っているので、他の参加者も各キャラクター（性）を把握しています。キャラクター同士の絡みや、別の一面を見せる等、やれることは多いと思うので、PL様方には頑張ってほしいところです！
GMとしても、ラストに向けて、最後にもう一個くらいテコ入れしたいと思っていますので、何かやりたいこと等あれば、レギュラー陣が教えてくれたように、皆様なんでもいいので教えて下さいネ！

今回はこんなところ。
お疲れ様でしたーm(_ _)m

●次回に向けて
まだ確定ではないですが、次回は初のPC4人セッションになるかも知れません！
（大臣PLさんの仕事の都合が合えば5人もあるで！……毎週TRPGやることになるけど）
シナリオとしては、自由にダンジョン潜ってもらうことになると思います。
ただ、ナルニアとの約束や、霊廟への鍵を手に入れたこともあり、やりたいことはPCの中にはあると思います。
データ的なことを言えば、再訓練が行いたいところなので、前にやった同日に2セッションも狙ってみるか？（短いダンジョンを用意）
……とかとかGMは考えております(^^)

まずは、華瑋剣とアリオック考えんと。汗

あ、あと、飲み会は参加する前提でGMは考えておりますので、参加しない場合は事前に一言お願いします。
飲み会の座席は、いつでも押さえておきますよ！（笑）

※お願い
このふり返り記事のコメントに、参加者の方は感想を書いてくれるとありがたいです。汗