迷キャン《第5話 ふり返り》

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《第5話 ふり返り》

●シナリオ、セッション情報
開催日:2021.10/30


開催場所:カードボックス高槻店


GM:あさひ


PL/PC:
国王PL/“死人に口なしの”エルリック
(男性/19歳/国王/武人/7LV)

神官PL/“一を聴いて十を知る”ダイス
(女性/21歳/神官/衛視/7LV)

騎士PL/“蛇の道は蛇の”クスクス
(女性/15歳/騎士/武人/8LV)

ニンジャPL/“湯上がりは親でも惚れる”アサガオ
(女性/16歳/ニンジャ/迷宮職人/8LV)


シナリオ名:満月をさがして


今回予告:
弟であるメソメソの様子を見に来るため、クスクスが未来ダンジョン公社にやって来る。
その隣には、グランアルファポリスという国のランドメイカーがいた。
ザムンズの力が他階域にまでおよび、迷宮変動のせいで鍵谷階域にやって来たのだと言う。

時を同じくして、パイクの使いで未来ダンジョン公社にやって来ていたアサガオは、ナルニアと遭遇。
何やら、恋愛相談をされることに……

そして、エルリックとダイスは“鍵”を手に、霊廟の、扉の前に立っていた。
アリオックと戦う(に力を示す)、その先に待つものは、望外の勝利か、理不尽な敗北か。


迷宮キングダム キャンペーン・第5話
満月をさがして


扉の先に待つものは、希望の光か、絶望の闇かーー。

 

●あらすじ
エルリックは迷っていた。
国を、民を思えば、ザムンズ攻略の手掛かりがあるであろう『霊廟』を調べるべきだろう。
しかし、ナルニアとの約束。彼女を帰すと言ったものの、まだそれは実現、実行できていない。
どのようにすればよいか、彼は自分自身に問い掛ける……。
物語りは、これより少し前から始まる。

クスクスが、弟であるメソメソの様子を見るため、未来ダンジョン公社にやって来る。
その傍らには、迷宮変動のために他階域より最近やって来た、グランアルファポリスの宰相、“迷宮法律家”サキョウがいた。サキョウは、エルリックに友好な関係を築いて行きたいと提案する。
エルリックはこれを了承。代わりと言ってはなんだが、未来ダンジョン公社に何かある時は、サキョウは個人として支援を行うと約束する。

その裏で、アサガオとダイスはナルニアの相談に乗っていた。ナルニア曰く、
「迷宮に長く潜っていると、“迷宮核(カーネル)”に精神を侵されると聞いたわ!だから、エルリックは私を迎えに来ないのよ!」
暴論ではあるが、異世界に突如としてやって来た彼女の精神の方が限界に近くなっているようだ。
国王としての立場もあるエルリックについて説明するダイスであったが、今の彼女にその言葉は届かない。しかし、家族とこの百万迷宮で別れてしまい、幼き頃から独りで生きて来たアサガオは彼女の意見に賛同し、彼女の心を解きほぐす。
彼女自身、何がしたいのか、どうすべきなのか混乱しており、それを解決するためにも、エルリックに会いに行こうと提案する。

エルリックは、サキョウの邂逅の後、クスクスと今後について話す。それは、ザムンズを倒すためならば聖性蛇神共和国は全面的に支援を行うというものだった。それと同時に、同じく一国を治める者となったクスクスからエルリックに対する、エルリックへの叱咤でもあった。
さらにそのあと、ナルニアが現れる。
ナルニアは帰りたいと言い、帰ることがエルリックとの別れになってしまうことを知っていながらも、それでもやはり、帰りたい気持ちが強いこと、これがエルリックを困らせてしまうことを知っていると告げる。
彼女を抱きしめるエルリックであったが、その答えは出ず、冒頭の自問へと進むことになる。

時は奇しくもエルリックの生誕祭の日。
国はお祭り(データ)を行なっており、クスクスやサキョウも参加することに。
ナルニアアサガオとともにこれに参加することになるが、プレゼントを用意していないことに気づき、プレゼントの準備に奔走することになる。
お祭りも一段落したところで、今回の冒険の、円卓会議が始まる。

会議は踊る、されど進まず

クスクスとダイスは、ザムンズ攻略のためにも霊廟の探索をしようと提案する。
アサガオは、ナルニアを、そしてエルリックを思い、自分のしたいことをするべきだと、ナルニアを帰すため、灰色館へ向かうことを提案する。
まだ結論の出せないエルリックは、一度会議室をあとにする。そこで、偶然にもナルニアと遭遇してしまう。
何かを取り繕う素振りを見せる彼女だったが、意を決して、持っていた“籠手”を渡す。
これは未来ダンジョン公社の開発部が制作した試作品であり、それに彼女なりのデザイン(月を模したマークと宝石)を施したものだった。
「私が作ったものでも何でもないけど、みんなに聞いて、あなたが1番欲しがっていたものを用意してみたの。使ってくれたら、嬉しいな。」

会議室に戻ったエルリックは、頭を下げ、灰色館に向かうと宣言する。
その表情は、国王のものではなく、星を追い求めていたころの、エルリック少年のそれだった。
ダイスは幼馴染の、その表情に気づき、これを快諾。クスクスも、エルリックの“真の意味での国王としての素質”を認め、冒険に参加することを表明する。

冒険また冒険

今回の冒険には、ナルニアも同行することになった。
灰色館に着くと、さまざまな罠(トラップ)が一行を待ち構えていた。さらには、今まで遭遇したことも無い、異世界からのモンスター(冒険者?)が襲いかかって来る。
その中で、ナルニアは同じ世界からやって来たライラと出会う。ライラも帰り方がわからなかったようで、2人は再会を喜びあう。
そして暗がりの先に見つけた満月の光差す部屋で、彼女らを帰すための最後の戦いが始まる。
竜のような茸(茸のような竜?)、巨大な巨鬼英雄(オーガチャンピオン)、異世界の戦士、黒衣の魔王……
現れる敵をバッタバッタと薙ぎ倒し、月の光の差す場所に立つナルニア
「ムーンプリズムパワー!!」
彼女が叫ぶと、彼女の姿(衣装)が変化する。
そしてナルニアは、これが彼女がいた世界の星、本物の月であると告げ、エルリックと見ることが出来て嬉しいと涙を流す。エルリックもこれに応え、2人は口づけを交わすのだった。

月に吸い込まれるように帰って行くナルニアとライラの後ろで、彼女たちがいた世界の日常が写し出されていた。そこには、アサガオの父の姿が……。
アサガオが叫ぶも、月が欠け、その光が消えると、辺りは館ではなくゴツゴツとした岩場の開けた空間へと変わり、そこには1本の“鍵”が残されているのだった。

 

●感想
長い、長いよ。
セッションも長かったけど、あらすじも長ぇ。苦笑
あらすじ書いてて思いましたけど、やっぱ導入時間かかったなぁと。だって16時でようやくダンジョンに入ったんですよ!?プリプレイが自己紹介込みで13時半で終わってるのに(開始は12時)、そこから2時間半……DX3くらいちゃんとロールプレイしてました(笑)

けど、その分満足感は凄まじかった。
やっぱこれくらいやらな、TRPGやないな(言い過ぎ)と思わせるくらい、今回はPCの絡みもしっかりしてて、シナリオも昇華仕切ったので、大満足でした!!!
……うーん、これはまた、別で感想をあげよう。(また文章量が増える

あと、今回は何と言っても、構造物を使った初めての戦闘!
登ったり降りたり、と言った難しさよりも、単純に移動エリアが増えるという点が難しくもあり、楽しいので、それは共有できたかなぁと。
(前段階のLINE上では、戦闘の複雑さが話題でしたが、慣れてしまえば、案外簡単やないかな?とかとか)
作ってるうちにGMはどばどばアドレナリン出ちゃって、他システムのサンプルキャラをまんま出して戦闘とか、久々に色んなことに挑戦してみました(笑)
そのせいで、まあまあミスしたのは御愛嬌。(初ルールに特殊な処理もやったら、そらまあね)
久々に、PLにやられた感を感じられたのもよかったです。(ニンジャPLさんの迷核変動と潜在能力で修得した足止めがコンボしててヤバかった)
……あー、あと、打ち上げで神官PLさんから、
「今回の戦闘そこまで楽しくなかった。せや、そんなピンチにならんかったからや。」
って言われたのには、イラッとしたので(笑)、次はもっと厳しく行きますっ★
ギリギリの戦闘バランスって、めっちゃ難しいねん……orz

今回で全員に勲章が行き渡ったり、民が増えて王国レベルの上昇が視野に入って来たりと、データ面でもかなりいい感じだった今回。
残り3回!尻つぼみにならないよう、頑張りますので、皆様、最後までご参加を、よろしくお願いします(^^)
(今回4人なので、最終回くらい5人でやりたい……!)

以上、お疲れ様でしたーm(_ _)m

 

●次回に向けて
今回は特に無し!
残りのダンジョンもほぼ決まっているので、あとはPL(PC)の動きに合わせて、提示するだけでGMはほぼOK
ただ、今回セッションで獲得したものが多いので、その処理と相談だけ、国王PLに乗ってあげて下さーい。
……あ、あと毎回言いますが、飲み会は参加する前提でGMは考えておりますので、参加しない場合は事前に一言お願いします。
飲み会の座席は、いつでも押さえておきますよ!(笑)

 

※お願い
このふり返り記事のコメントに、参加者の方は感想を書いてくれるとありがたいです。汗