【重要語句・設定等】1/26update

●土地
・グランフェルデン
本キャンペーンの主な舞台。正式名称は、“古き王都”グランフェルデン(王国)。
詳しくは、基本ルールブック1のP312〜を参照のこと。

・白骨山脈(ボーンレンジ)
グランフェルデンとピアゾンの間にある山脈。
白い岩肌の見える山脈で、切り立った山(崖)を進む道がある。
かつては街道としてそれなりの人通りがあったが、現在はカナンを経由する南に大きく回る街道を使うことがほとんどである(道も安全なため)。
白い岩肌もそうだが、滑落者が多く、落ちた者はそのまま打ち捨てられ、白骨化した遺体が山脈で見られたため、“白骨山脈”と呼ばれるようになった。

・剣の迷宮(ソードワールド)
白骨山脈(ボーンレンジ)に捨て置かれた魔剣の刀身が生み出した迷宮。
黒い瘴気の中にあるが、“謎の石”が入り口の役割を果たし、中に入ることが可能。


●人物
ノイマンモルフェウス
72歳/男性。グランフェルデンの貴族であり商人のヒューリン。
禿頭で三白眼。髭も相まってか、怖い印象を受ける。刺繍の入った豪奢な作りのガウンを着ており、同じく豪奢な杖をいつも使っている。
一人称ワシ。二人称貴様。語尾は〜じゃ。
尊大な態度に見えるが、その実相手をよく観察しており、利益の無いと判断した人や事物は切り捨てる。商人から成り上がり、爵位を買って(モルフェウス家に婿入りし、資金援助を行った)貴族となった。これを悪し様に言う者も多いが、ノイマン自身は生まれ育ったグランフェルデンを愛してるおり、現国王の元、国を良くするため、商売の傍ら日々活動している。

桜木花道(ハナミチ•サクラギ)
27歳/男性。東方出身のヒューリン。
禿頭で糸目。桜の模様の入った鉢巻きをし、いつも傍に単槍を置く。
一人称拙者。二人称お主or〜殿。語尾は〜ござる。
桜花放神(チェリーブロッサム)というギルドのリーダー。チェリーブロッサムモルフェウス商会専属の冒険者で、商会が買付等に出る際は基本、護衛として付く。パリス同盟各地を回っているため、各国各所でそれなりに名の通った人物(ギルド)である。

・マイケル•オドリック
34歳/男性。グランフェルデンに居を持つ行商のヒューリン。
常にジャケット、シャツ、ネクタイを着けており、優しい人相も相まって、しっかりとした人物に見える。しかし、行商は各国の天候、政治情勢、道の安全性など不安定な点が多く、商売としては上手く行っているとは言い難い。
父から受け継いだオドリック商会を潰さないよう奮闘しているが上手く行かず、グランフェルデンの保守派貴族の口車に乗り、魔剣の運搬を行ってしまう。
オドリック商会は商店街にはなく、住宅街に居を構えている。(行商のため、店舗は存在しないため)

・ゴルダウ
白骨山脈に棲まうゴブリンのリーダー。
魔剣の力で知恵をつけ、自らをゴルダウと名乗るようになる。
PCたちの活躍により、第1話で倒される。

・ブートフェアー
グランフェルデンを拠点とする新進気鋭のギルド。
ギルドリーダーはスヴェン(メイジ)。その他、ゼップ(ウォーリア)、イルゼ(アコライト)、グリット(シーフ)、そしてアーシアンのミツハ。皆それぞれが何らかの理由で家族(家)からブート=追い出された者たちのため、ブートフェアーと名乗る。
冒険と合わせ、独自にマジックアイテム等の販売や行商(みたいなもの)も行っており、ちょっと変わったギルドである。
カナンからの帰り、スヴェンの発案で白骨山脈を通ることとしたブートフェアーは、剣の迷宮に飲み込まれてしまう。その結果は、ギルドメンバーは次々と命を落とし、リーダーのスヴェンも魔族に“喰われて”しまう。
第6話にて、PCたちがスヴェンを喰った魔族を倒し、その無念を晴らす。

 

●事物
・魔剣
グランフェルデンの保守派貴族が、マイケル•オドリックに運ばせた物。
その剣を振るうと、様々な力を得ることができるが、その代償として邪悪化してしまう。
また、邪悪化にも関係することか、魔剣の周囲は迷宮化して行くと言われている。
第1話でゴルダウは、自らの棲まうゴブリンの巣穴を、迷宮化の力使い、整備させていた。
第2話では、魔剣に迷宮を生み出す力があると判明。さらにその迷宮が“育つ”と、魔界とこの世界を繋ぐことが出来、この魔剣をグランフェルデンに持ち込もうとした者が魔族と繋がっている可能性が出てきた。

・ピース
魔剣によって生み出されたダンジョン、“剣の迷宮(ソードワールド)”の入り口の間(エントランス)の床にある、六角形の紋様にはめることのできるピース。
三角形で材質は不明。各属性の魔力を宿している。


・謎の石/精霊石
白骨山脈にある、不思議な力を持つ石。どういったものかわからなかったため、謎の石と呼ばれていた(キャンペーン第1話から登場しているも、不明なためこの呼び方)。
しかしその正体は、白骨山脈で生きている者の力や思い、さらに死んだ者の残滓(MP)が長い年月をかけて結晶化したもの。またコレにより、白骨山脈の精霊“スピリット・オブ・ボーンレンジ”は顕現する力を得、グラディウス一行に助言を行う(第7話)。
この世ではない、魔界の理を嫌っており(それはこの世の神の意思でもあるらしい)、それに対抗するため、魔剣によって生み出された呪いに対抗する(それを打ち払う)ことが出来ていた。また、死んだ者たちの思いを吸収するため、グラディウスの前に現れる際には、ブートフェアーのメンバー、イルゼの姿をし、その意思も語っていた。